【K‐メソッド】 “日曜ベルカントセミナー”
~ 毎回、音楽愛好家の皆様にお気軽にご参加頂いています~
~男性歌手が学ぶべきは・・・~ ベルカントの変貌・・・男性歌手における古典ベルカント唱法は19世紀中頃に転換期を迎えます。美しく繊細に歌われていたファルセットは衰退し、力強くドラマチックな表現のアクートの歌唱法に変貌しました。つまりイタリアオペラに於ける男性歌手・・・カルーゾ、デル・モナコ、コレッルリ、バスティアニーニ、カップッチルリ・・・等の歌唱法は古典ベルカント唱法ではなく、「胸声」と「アクート唱法」による言うなれば「ハイブリッド歌唱法」に他なりません。 従って男性の場合、学ぶべきは古典ベルカント唱法では無く「アクート唱法」と言えます。イタリアへ留学してもアクート唱法を修得するのが困難な原因は、国立音楽院でのレッスンの基軸が古典ベルカント唱法の修得にある事の様に思われます。 さらに国内ではこの独り歩きした「ベルカント唱法の概念」が日本固有の「ガラパゴス・ベルカント」の混沌を生み出している様に感じます。 ファルセットやアペルトになってしまうテナー、喉で押さえてアッポジオと称し、パッサッジョ域で息が全くパッサッジョ(通過)していない力ずくのバリトン・バス・・・、ネット上のサイトや動画の一聴瞭然の誤りは大変残念です。 アクートの誤りは全て「持ち声による操作」によるものです。サイトの初項でも述べましたが・・・アクートは「声では無い」と言う認識から学ぶことが大切です・・・とは言っても、人はアクートを学ぶ際に安易・・・と言うより習慣的に「持ち声」で歌ってしまうのです。 アクートの原理は単純です!! ジラーレしてキューゾした声帯の間を鋭く(アクート)息をパッサッジョ(通過)させる・・・「声帯を鳴らす」技術です。「声で歌う・鳴らす」のではなく、「鋭く息を通過させ声帯を鳴らす」のです。 ジラーレした裏声がなぜ力強いアクートに変わるのか!?・・・先ず、ここから始めるのが一番の早道です。 |
【日時】 【お申込】 【お申込〆切】 【会場】 【受講料】 【対象】 |
3月のセミナーに関しましては、ライブ・コンサート企画「ヴォッリオ」のコンサートスケジュールとの兼ね合い上、日曜日の開催が難しい状況でござます。つきましてはセミナーの形をとらずにマン・ツー・マンレッスン(45分・受講料6000円)として対応させて頂きます。レッスン会場はアンサンブル・ヴォッリオ・スタジオの予定です。お気軽にお問い合わせ下さい。 こちらのお申込フォームをご利用下さい 会場のスペースの都合上、定員になり次第に締め切らせて頂きます。ご了承下さい。 サウンドショット アコースティックスタジオ M2スタジオ 埼玉県所沢市小手指町1丁目26−1 ハナミズキプラザ3階 (西武池袋線 小手指駅北口より徒歩5分) TEL: 04-2968-6335 MOBILE:080-4447-7271 6,000円 受講料は当日受付にて承ります。 イタリア・ベルカント歌唱法・アクート歌唱法に興味をお持ちの方。音楽愛好家の方から音大生までプロ・アマを問わず、アクート・アッポジオ・パッサージオの発声法を学びたい方。各々のレッスン(約40分)をお互いに聴講し合うグループレッスン形式。最終的に参加者がお一人の場合には、レッスンのみとさせて頂いております。ご了承下さい。 |
国分 博文(バリトン) アンサンブル・ヴォッリオ主宰。福岡県久留米市出身。洗足学園大学(現、洗足学園音楽大学)音楽学部声楽科卒業、安部順子(旧姓 佐野順子)氏、故 安部嘉伸氏に師事。1996年~1999年、イタリアのローマに留学、Eugeno Lo Forte、Laura Didier Gambardeellaの両氏に師事。1997年夏、イタリアのラツィオ州におけるLago di Bracciano音楽祭参加。1999年6月、ローマの聖エリージオ・デ・フェラーリ教会でリサイタルを行う。第3回「長江杯」国際音楽コンクール入賞。第9回太陽カンツォーネコンコルソ入選。2003年にアンサンブル・ヴォッリオを結成、首都圏を中心に全国各地で活動中。その音域の広さからコンサートではバリトンからテナーのアリアまでカバー。 |
【お問い合わせ】 ライブ・コンサート企画「ヴォッリオ」 事務局(スタジオ) 埼玉県飯能市双柳1148-8 tel 042-978-5162 fax 042-978-5172 E-mail belcanto@voglio.org |